フリジアンを使うとフラメンコ・スペイン風になる
Eコード、Fコードを弾いて、またEコードに戻って終わる。こうすると、どこかフラメンコっぽくなりますよね。よくよく思えば、これって「フリジアン」の要素。
フリジアンは、メジャースケールの3番目の音から始まり、1オクターブ高い3番目の音に帰結する音階です。ドレミファソラシド(Cメジャースケール)をもとに考えるとわかりやすく、ミファソラシドレミ(Eフリジアン)がフリジアンスケールです。
メジャースケールの各音の開き(音階)
ドレミファソラシド、一番なじみのある音階ですね。これがCメジャースケールになります。メジャースケールの1番目から始まるスケールを、概念的に「アイオニアン」と呼びますが、実質的にはメジャースケールと同じです。
[全 全 半 全 全 全 半]
フリジアンスケールの各音の開き(音階)
ドレミファソラシドをミから始めると「ミファソラシドレミ」になります(Eフリジアンスケール)。CメジャースケールとEフリジアンスケールは構成音がおなじですが、前述のとおりキーが異なります。
[半 全 全 全 半 全 全]
CメジャースケールはCコードで自然に終わる感じがしますが、EフリジアンスケールはEコードで終わりたがります。
フリジアンスケールを使うとスペイン風、フラメンコ風になり、アクセントを出したいときにもおすすめです。
フラメンコの代表的なコード進行
簡単でシンプルなフラメンコのコード進行を1つご紹介します。[Am → G → F → E]と下降していきます。
Am
G
F
E