ジャズギター入門
Mack The Knifeのテーマを弾こう
皆さん初めまして、赤須翔です!主に東京で、ギタリスト、シンガーソングライターをやっております。この度、タブストックでジャズギター入門の記事を書いていくことになりました。どうぞ、よろしくお願いしますm(_ _)m
ジャズギター入門ということで、初めての方にジャズギターを教えるとしたら何から教えたらいいのかな?そもそもジャズってなんだろう?何がジャズで何がジャズではないのかな?どうすればジャズになる?と言うような事を僕自身改めて考えながら書いております。
スウィング、ニューオリンズ、ビバップ、リズム、ハーモニー、コード進行、アドリブ、音の会話、ツーファイブ、半音階・・・ert.
きっとジャズの要素って挙げたらキリがないほどたくさんあって僕が気づいてない事も、知らない事もまだまだたくさんあります。
まずはジャズスタンダードを弾いてみよう!
その上で最初に一つ何をやったらいいかというとやはりジャズの曲、いわゆるジャズスタンダードを弾けるようになる、そして覚える事です。ジャズの曲のテーマだけでも弾いてしまえば、これはジャズだよ!って人に言えます。テーマというのは、つまり曲のメロディの部分の事です。
前置きが長くなりましたが、まずはドイツの作曲家Kurt Weillによる名曲「Mack The Knife」を課題曲にしましょう。シンプルで覚えやすい入門に持ってこいの良い曲です。
名曲「Mack The Knife」のテーマ
「Mack The Knife」は、1920年代の「三文オペラ」の劇中歌です。元々はドイツ語で「Moritat」という名前があり、ジャズミュージシャンでこっちの名前を使う人もいます。いきなりドイツの曲?となるかもしれませんが、昔はオペラやミュージカル等の有名な曲をジャズミュージシャンが演奏して今のスタンダードになっている事がとても多いです。
現代のテレビドラマの主題歌やポップスの有名な曲を即興演奏を取り入れて演奏したら、それもジャズでいいんじゃない?と僕は思います。
それではタブ譜を見てみましょう。とてもシンプルに書いてありますので、お好きに崩して弾いてもらっても構いません。といっても、難しいかもしれないのでその辺の事も、後々の記事で触れていきたいと思います。
最初に2音のピックアップメロディの後、曲に入っていきます。
リピート後、2カッコへ抜けて終わりです。リピート後は2カッコまでは前半と同じメロディです。
よく見ると同じようなリズムのパターンが繰り返されてメロディが発展していますね。
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どうですか?弾けそうですか?とりあえず譜面を見なくても弾けるようになれたらグレイトです。
歌いながら弾くと覚えやすいですよ。息をするタイミングも大事ですね。
細かい分析をして行きたいところですが、どんどん複雑な記事になっていくので、後々少しずつ分析にも触れていきたいです。
YouTubeで色んな人の演奏を聴いて参考にするのもいいですね。
僕もこの記事を書くことによって勉強になっていて、有意義な経験です。
なんにせよ、まずは楽しみながら練習して下さい!
これにてジャズギター入門vol1を終わります。
次回はMack the knifeのバッキングのレクチャーです!
執筆:赤須 翔
練習・学習内容
- Mack The Knifeのテーマを弾こう!
- Mack The Knifeのバッキングを弾こう!
- メロディを発展させよう!(アドリブ)
- メジャースケールを覚えよう(Bb)!
- コードトーン
- コードトーン・スケールエクササイズ
- クロマチック・アプローチ
- 応用ソロ (1)
- 応用ソロ (2)
- まとめ オリジナルソロ