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トレモロ奏法をマスターしよう

クラシックギターの奏法で、欠かせないものにトレモロ奏法があります。

トレモロ奏法とは同一弦上を連続した音がメロディを担当する奏法です。

それによりギターでは困難な息の長い音、ロングトーンの雰囲気を演出することが可能となります。

連続的に連なるメロディからはスペインの情景が浮かび上がるようですね。

しかし、演奏技術は極めて高く基礎練習を積み上げていかなければ、美しい響きにはなりません。

ここではトレモロ奏法の具体的な練習方法に迫ってみましょう。

アルペジオの発展系と捉えよう

まずトレモロ奏法の考え方ですが、アルペジオの発展系と考えることができます。

右手の基本動作はアルペジオの習得が不可欠です。

アルペジオは異なる弦を弾くのに対し、トレモロは1本の弦を弾くことになります。

トレモロの基本形の動きは右手親指(p)はベース音、次いで同一の弦(主に1弦or2弦)を薬指(a)、中指(m)、人差指(i)で弾く形となります。

トレモロの注意点は外すタイミング、スピード、粒立ちなどが挙げられます。

中でも粒立ちを揃えることは重要かつ難しく、じっくり研究していかなければなりません。

関連要素としては音量や音の速さ、タッチの深さ、タイミングなどにより安定感が変化してきます。

又、右手の動作としてはa(薬指)、m(中指)がポイントを握ります。この2本の指をトレモロに適したフォームにする必要があります。

一つ練習方法をご紹介します。

ここでは2弦トレモロを考えてみましょう。

a、m指の強化なのでp、i指はひとまず3弦に逃がします(3弦上にセットする)

この状態でa、m指を徹底的にトレーニングします。特にa指の入る速度を早める様に意識してピッキングしてみましょう。

又、2本のストロークする方向が同じとなるようにチェックしてください。

指のフォームは第2関節を必要以上に曲げないように注意しましょう。

他には弾き終わったa、m指が揃う形が理想的ですね。

力は入れすぎず、リラックスした状態で練習してみましょう。

楽器全般において、脱力は大きなテーマですので、常に意識しましょう。

a、m、iでトレーニングしよう

a、m指の強化が実感できてきたら、ようやくi指も加えてみましょう。

この場合、3弦にp指をセットしておきましょう。

2本の時と同様のチェックポイントを意識してじっくり練習していきましょう。

トレモロは奥が深く、様々なトレーニングが考えられますが、この練習を継続的に続けると必ず効果があります。あとはベース音を加えシンプルなコード進行などで構わないので、メトローノームを使いリズムキープを意識した練習に入ってください。

クラシックギターにおけるトレモロの代表曲、アルハンブラの想い出を目指して、じっくり基礎を固めていきましょう!

執筆:金澤ギタースクール代表 金澤幹夫

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