基礎理論 ~必要性と考え方~
よく音程などの説明、レッスンで取り上げる場合に生徒様から言われることがあります。
「音程は何のために役立つのでしょうか?」
「これを理解していなかったら曲は作れませんか?」
これは素朴ながら難しい質問です・・。
実際問題として基礎理論をマスターしていなくても優れたミュージシャン、ギタリストは存在しますし、理解していないと音楽ができないというものでもありません。
では、何故必要なのでしょうか?
それは類まれなる天才的な発想のない大多数の方にとっては、とても便利で役立つものであるからと考えています。
具体的にはコード、コード進行の理解、メロディ創作、ハーモナイズ、スケールの理解、テンションの理解・・・
ほとんど全ての場面で必要となりますね(笑)
しかし、入門者~中級者の多くの方がその重要性をおろそかにしているのが実情だとおもいます。
「重要だとは理解しても、なかなか覚えられない・・」
「役立つところまで理解が深まっていない・・」
このように仰られる方が、多いです。
そうです。
基礎的な理論は地味で勉強するという感覚が強く、はっきり言うと面白くないのです。
そのあたりが、音程を含めた基礎理論をマスターできず、実践で使えるものになっていない方が多い原因だと思います。
「好きな曲だけ弾ければいい・・」
「気軽に楽しんでギターを弾きたい・・」
そのように考えている方にとっては苦痛でしかないのかもしれません。
役立つ実感がないので理論書を自ら手に取ることもまずないでしょう。
まずは何事も本人の気持ち、やる気が入らないと成果があがらないものですよね!
そのため、私のレッスンでは特に入門者の方には体験、体得してもらって響きなどを感じていただいております。
このような感じです。
レッスンのイメージ
まず基本的なCコード(C、E、G)が1度、3度、5度ということを徹底して説明します。
その上に他の音を加え響きを味わってもらいます。
例えばBの音を加え(C、E、G、B)というC Major7コードになった時なぜか都会的なきれいな響きに感じたり、半音下げてBbの音を加え(C、E、G、Bb)というC7コードになった時、一変してブルージーな響きを感じるというように音から先行させて進めていきます。
そこで「同じ7度でも何が違う?」「長7度?」「短7度?」「どこから数えるの?」「他のコードでも当てはまるの?」「7度以外の響きは?」
このように音の響き・効果を先に感じているので自然と興味が出てきます。
疑問・質問が出るようになると良い傾向で、グングン吸収できるようになっていきます。
いきなり理論書を買って卓上で勉強しようと思ったけど、はじめの数ページで眠くなり、後回しになっていたり、挫折してしまった方も多いと思いますが、当然といえば当然の結果ですね。
まずは、実際に「音を楽しみましょう!」
練習・学習内容
基礎を固める
- 指板の音を徹底的に覚えよう
- C Major scale
- 基礎理論 〜必要性と考え方〜
- アルペジオの練習方法
- マイナースケールの基礎
- 効果的なフィンガートレーニング
- リズムを最優先して練習しよう
- 三連符をリズミックに弾こう
- トライアド(三和音)をマスターしよう
- 3コードを弾いてみよう
- 魅惑のトレモロ奏法をマスターしよう
- 練習曲の意味
はじめてのアドリブ入門講座
- リズミック・アプローチ
- トライアドの活用
- BLUESを弾いてみよう!
- ペンタトニック・フレーズ
- ブルーノート
- スライドの活用
- 音型トレーニング 4音パターン (1)
- 音型トレーニング 4音パターン (2)
- 音型トレーニング 3音パターン (1)
- 音型トレーニング 3音パターン (2)
- モチーフの発展法
- フィンガーボードの把握
- Blue Note
- マイナーペンタトニック・フレーズ (1)
- マイナーペンタトニック・フレーズ (2)
- 三連符トレーニング(1)
- 三連符トレーニング(2)
- 三連符トレーニング(3)