はじめてのアドリブ入門講座
ブルーノートの基礎練習
今回はBlue Noteの基礎をマスターしましょう。
Blue Noteとは一般的にMajor scaleの第3音、第5音、第7音を半音下げた音のことです。
ギターはとてもBlue Noteを表現しやすい楽器であるといえます。
それは、本来のBlue Noteとは半音の更に半分(Quarter tone)、ようするに4分の1の微妙な音程が要求されます。それをギターでは弦のベンドによって表現することが可能だからです。
ピアノなどの平均律の楽器では、表現できない音程がギターでは可能なのです。
ニュアンス的な部分が多く記譜しにくいBlue Noteですが、このように定義されています。
早速、響きを味わってみましょう。
まず、Major scaleの3,5,7音を半音下げるということですが、その前にMajor scaleを確認しておきましょう。
A Major scale

このスケールの3,5,7音を半音下げたものが、次に示すBlue note scaleとなります。
A Blue note scale

音の並びはR,2,b3,4,b5,6,b7,R となります。グッとBluesyになるのがわかると思います。
では、いつものminor pentatonic scaleにもBlue noteを用いてみましょう。
A Blue note pentatonic scale

そもそもminor penta=Blue note pentaです。
名称がことなるだけなので最初からb3,b7が含まれています。
ここではそれにb5を加えた状態でのBlue note pentaを覚えましょう。
♭5の響きがとても特徴的なのがわかると思います。
これだけで充分Bluesyになりますね。
2オクターブをリズムを変えて練習しよう!
ではこのBlue note pentaを基本ポジションで弾いてみましょう。2オクターブ分となります。

まずはイーブンで響きを感じながらポジションを馴染ませていきましょう。
慣れたら、シャッフルビートで跳ねて弾いてみましょう。
説明上、譜例は上行型のみですが、もちろん下降型も練習してください。
今度は、三連符で試してみましょう。

三連符は非常に重要ですので、今後たくさんトレーニングパターンを取り上げていきます。
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なによりBlue noteで大切なのは、響きを感じ感情的に弾くこととなってきますので、味わいながら基本ポジションを覚えていってください!
練習・学習内容
基礎を固める
- 指板の音を徹底的に覚えよう
- C Major scale
- 基礎理論 〜必要性と考え方〜
- アルペジオの練習方法
- マイナースケールの基礎
- 効果的なフィンガートレーニング
- リズムを最優先して練習しよう
- 三連符をリズミックに弾こう
- トライアド(三和音)をマスターしよう
- 3コードを弾いてみよう
- 魅惑のトレモロ奏法をマスターしよう
- 練習曲の意味
はじめてのアドリブ入門講座
- リズミック・アプローチ
- トライアドの活用
- BLUESを弾いてみよう!
- ペンタトニック・フレーズ
- ブルーノート
- スライドの活用
- 音型トレーニング 4音パターン (1)
- 音型トレーニング 4音パターン (2)
- 音型トレーニング 3音パターン (1)
- 音型トレーニング 3音パターン (2)
- モチーフの発展法
- フィンガーボードの把握
- Blue Note
- マイナーペンタトニック・フレーズ (1)
- マイナーペンタトニック・フレーズ (2)
- 三連符トレーニング(1)
- 三連符トレーニング(2)
- 三連符トレーニング(3)