はじめてのアドリブ入門講座
ペンタトニック・フレーズ
Blues進行でのアドリブ練習、いかがでしょうか?
自由に弾く発想を重視するとともに、やはり基本的な音使い、フレーズ練習が必要になってきます。
ここでは、Aマイナーペンタトニックスケールを使用したシンプルなフレーズを弾いてみましょう。
とても短いフレーズですが、ブルースのエッセンスが凝縮しています。
フィーリングを大切にして、練習してみましょう。
ペンタトニック・フレーズ 「ミ ミ ラ ソ ミ ラ --」
2小節内にロック、ブルースで多用されるチョーキング、チョーキング・ビブラート、プリング・オフの基本テクニックの習得がねらいです。

運指
① 3弦7フレット 1音チョーキング(薬指)
② 2弦5フレット(人差指)
③ 1弦5フレット(人差指)
④ 2弦8フレット(小指)or(薬指)
⑤ 2弦5フレット(人差指) 2弦8フレットよりプリング・オフで発音
⑥ 2弦8フレット(薬指)1音チョーキング 1拍半伸ばす
⑦ そのまま1小節分 チョーキング・ビブラート
解説
まず①の3弦7フレットのチョーキングは思い切りよく弾きましょう。音程も1音しっかり上がっているかチェックしながら練習しましょう。1音チョーキングの音程の確認方法は1音(2フレット)上の3弦9フレットを弾いた状態のE音と同じ音を目指します。
②③の2弦1弦の5フレットはジョイントで弾きます。ジョイントとは1本の指で異弦同フレットをまとめて押さえて弾きます。この場合人差し指で2弦1弦をしっかりと押さえます。
④⑤はプリング・オフで音を繋げます。このフレーズの流れでは2弦5フレットは人差し指のジョイント部分を残しておき、2弦8フレット小指(薬指)から5フレット人差し指へプリング・オフを行います。ノイズに注意して、しっかり引っ掛けるようにプリング練習しましょう。
⑥勢いよく2弦8フレットを1音チョーキングします。入り際の装飾音は意識しすぎず思い切り弾いてみましょう。音程をしっかりとキープすることが重要です。1拍半伸ばします。
⑦2小節目ではそのまま音程をキープしたまま、ビブラートを掛けてみましょう。これはチョーキング・ビブラートといい、安定させるのはなかなか難しいと思います。音程を保ったまま、小刻みに安定したビブラートを意識しましょう。4拍分のロングトーンの練習も兼ねています。
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このようにシンプルなフレーズも細かくチェックしていくと、様々な要素が含まれことが分かると思います。基礎テクニックをしっかりと固めていくと、どんどん応用が効くようになり、発展していくので是非自分のものにしていって下さい!
練習・学習内容
基礎を固める
- 指板の音を徹底的に覚えよう
- C Major scale
- 基礎理論 〜必要性と考え方〜
- アルペジオの練習方法
- マイナースケールの基礎
- 効果的なフィンガートレーニング
- リズムを最優先して練習しよう
- 三連符をリズミックに弾こう
- トライアド(三和音)をマスターしよう
- 3コードを弾いてみよう
- 魅惑のトレモロ奏法をマスターしよう
- 練習曲の意味
はじめてのアドリブ入門講座
- リズミック・アプローチ
- トライアドの活用
- BLUESを弾いてみよう!
- ペンタトニック・フレーズ
- ブルーノート
- スライドの活用
- 音型トレーニング 4音パターン (1)
- 音型トレーニング 4音パターン (2)
- 音型トレーニング 3音パターン (1)
- 音型トレーニング 3音パターン (2)
- モチーフの発展法
- フィンガーボードの把握
- Blue Note
- マイナーペンタトニック・フレーズ (1)
- マイナーペンタトニック・フレーズ (2)
- 三連符トレーニング(1)
- 三連符トレーニング(2)
- 三連符トレーニング(3)