はじめてのアドリブ入門講座
ブルーノート
今回はA BLUESでブルーノートを交えたフレーズ練習を行ってみましょう!更に、複数の運指の可能性、フレーズ途中でオクターブ下げたりして応用・発展させる方法を学んでいきます。
少しでもアドリブのヒントになれば幸いです。
そもそもブルーノートとは何でしょうか?簡単に言うとメジャースケールの第3音、第5音、第7音が半音下がったものです。
以下、これまでのように、Aのキーで考えてみましょう。
ペンタトニックスケールでブルーノートを考えてみる
AのキーではC音、E♭音、G音がブルーノートとなります。
ところが、Aマイナーペンタトニックスケールには、C(♭3rd)、G(♭7th)が既に含まれているので、E♭(♭5th)が加えて使えるブルーノートとなります。
この♭5はとてもブルージーな響きなのでサウンドを感じて楽しんで弾いてみましょう。
まず、ポジションを確認しておきましょう。

スケールを確認したら、何度も弾いて馴染ませていきましょう。
やはりスケール練習だけでアドリブに挑んでも、音の羅列になるだけなので、短いフレーズでブルーノートの響きを感じていくことが重要です。
シンプルなブルーノートを含むペンタトニックフレーズを練習してみましょう。

8分音符の連続したラインですがフルピッキングの他、ハンマリングやプリング、スライドも交え、様々なニュアンスを試してみましょう。
このフレーズの演奏上のポイントは2拍目から3拍目にかけての人差し指のジョイントです。しっかり1弦から3弦までを押さえて弾きます。
慣れてきたら、今度は別ポジションでも練習してみましょう。
どのポジションでも同じフレーズが弾けるということは、後々とても活かされてきますので、早い段階から、別運指の重要性を理解してチャレンジしてください。

この時のポイントは2拍目裏【C音/薬指】~3拍目表【A音/小指】という、運指の流れになります。指の動作を確認しながら焦らず練習してみましょう。
次に少し応用して、フレーズ途中でオクターブ下げて変化させる練習をしてみましょう。
音の流れは同じなのですが、違ったフレーズに聴こえるので効果的です。

最初のフレーズを3拍目からオクターブ下で弾いたものです。
そのまま下降してくるようなラインとなり、少し印象が変わりますよね!
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このように一つの動き、フレーズを様々な角度から見ていき、変化させるという習慣をつけておけば、フィンガーボード上での音の把握がスムーズになりどんどん可能性が広がります。
慣れてきたらいつものようにリズムを変化させたり、音を省いたりしていき独自のフレーズに発展させていきましょう!
練習・学習内容
基礎を固める
- 指板の音を徹底的に覚えよう
- C Major scale
- 基礎理論 〜必要性と考え方〜
- アルペジオの練習方法
- マイナースケールの基礎
- 効果的なフィンガートレーニング
- リズムを最優先して練習しよう
- 三連符をリズミックに弾こう
- トライアド(三和音)をマスターしよう
- 3コードを弾いてみよう
- 魅惑のトレモロ奏法をマスターしよう
- 練習曲の意味
はじめてのアドリブ入門講座
- リズミック・アプローチ
- トライアドの活用
- BLUESを弾いてみよう!
- ペンタトニック・フレーズ
- ブルーノート
- スライドの活用
- 音型トレーニング 4音パターン (1)
- 音型トレーニング 4音パターン (2)
- 音型トレーニング 3音パターン (1)
- 音型トレーニング 3音パターン (2)
- モチーフの発展法
- フィンガーボードの把握
- Blue Note
- マイナーペンタトニック・フレーズ (1)
- マイナーペンタトニック・フレーズ (2)
- 三連符トレーニング(1)
- 三連符トレーニング(2)
- 三連符トレーニング(3)