はじめてのアドリブ入門講座
フィンガーボードの把握
ここまで基本ポジションでの音型トレーニングを取り上げてきましたが、アドリブで弾くためにはとても重要なことがあります。
同一のフレーズを別ポジションで弾ける、すなわちフィンガーボード全体をしっかり把握するということです。
特定のポジションだけだと、パターン化されマンネリの原因になりかねませんが、別ポジションで考えることにより、前後の展開、アイデアが一気に広がります。
ここでは、Aマイナーペンタトニックスケールをフィンガーボード全体で見えるようにトレーニングしていきます。
それでは、いつも取り上げている5フレットからはじまる基本ポジション以外のポジションもしっかり覚えていきましょう!
運指は何通りか考えられますので、いろいろ試してみることも重要です。
ここでは小指強化を目的にした4本指スタイルを練習してみましょう。
練習1
このポジションは中指からスタートします。
運指は 2f⇒人差し指 3f⇒中指 5f⇒小指 を使用します。
練習2
このポジションは中指からスタートします。
運指は 7f⇒人差し指 8f⇒中指 9f⇒薬指 10f⇒小指 を使用します。
練習3
このポジションは中指からスタートします。
運指は 9f⇒人差し指 10f⇒中指 12f⇒小指 を使用します。
2小節目は10fに人差し指のポジションを移動させて弾いてみましょう。
練習4
このポジションは人差し指からスタートします。
運指は 12f⇒人差し指 14f⇒薬指 15f⇒小指 を使用します。
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この4つのポジションに基本形を加えた全部で5つのポジションは必ず覚える必要があります。
じっくりと馴染ませて、フィンガーボードを把握できるようにしていきましょう。
初めての方は、運指の選択肢がポイントとなることも実感されることと思います。
実践では、運指は、使うテクニックによって様々なケースが考えられますので、柔軟に対応していく姿勢も大切となってきます。
練習・学習内容
基礎を固める
- 指板の音を徹底的に覚えよう
- C Major scale
- 基礎理論 〜必要性と考え方〜
- アルペジオの練習方法
- マイナースケールの基礎
- 効果的なフィンガートレーニング
- リズムを最優先して練習しよう
- 三連符をリズミックに弾こう
- トライアド(三和音)をマスターしよう
- 3コードを弾いてみよう
- 魅惑のトレモロ奏法をマスターしよう
- 練習曲の意味
はじめてのアドリブ入門講座
- リズミック・アプローチ
- トライアドの活用
- BLUESを弾いてみよう!
- ペンタトニック・フレーズ
- ブルーノート
- スライドの活用
- 音型トレーニング 4音パターン (1)
- 音型トレーニング 4音パターン (2)
- 音型トレーニング 3音パターン (1)
- 音型トレーニング 3音パターン (2)
- モチーフの発展法
- フィンガーボードの把握
- Blue Note
- マイナーペンタトニック・フレーズ (1)
- マイナーペンタトニック・フレーズ (2)
- 三連符トレーニング(1)
- 三連符トレーニング(2)
- 三連符トレーニング(3)