リズムギター カッティング徹底分析
シングルノート (2)
シングルノートによるカッティングを、更に考察してみましょう。今回は、構成音にスポットを当ててみます。
シングルノートはコードトーンを中心にして、効果的にテンションノートを入れて組み立てていくのが一般的です。
コードが移り変わっていくコード進行では、それぞれのコードとコードの共通音を選択してプレイされることがとても多いです。
コード進行は変化していっても、フレーズは変化しない、というものです。
全体のアンサンブルとしては実に効果的なアプローチですので、考え方をしっかりとマスターしておきましょう。
まずは基本的なコード C Major7とA minor7 で考えてみましょう。
Ex.1

C Major7の構成音はC,E,G,B
A minor7の構成音はA,C,E,G となりC,E,Gの3音が共通音となります。
同じ音でもコードによって当然、度数が変わるので、コードに対する音の役割が変わってきます。しっかりと把握しておきましょう。
それでは各音を確認してみましょう。
C音・・・C Major7のroot, A minor7のm3rd
E音・・・C Major7のM3rd, A minor7の5th
G音・・・C Major7の5th, A minor7のm7
特に3rdは明るい(M3rd)、暗い(m3rd)を分ける重要な響きということを意識しておきましょう。
では共通音を使ってリズムトレーニングをしましょう。
Ex.2

休符をしっかり感じて、コード進行を意識して弾きましょう。
Ex.3

2音の共通音を使ったパターンです。2分休符をしっかり感じることがポイントです。
練習・学習内容
基礎を固める
- 指板の音を徹底的に覚えよう
- C Major scale
- 基礎理論 〜必要性と考え方〜
- アルペジオの練習方法
- マイナースケールの基礎
- 効果的なフィンガートレーニング
- リズムを最優先して練習しよう
- 三連符をリズミックに弾こう
- トライアド(三和音)をマスターしよう
- 3コードを弾いてみよう
- 魅惑のトレモロ奏法をマスターしよう
- 練習曲の意味
はじめてのアドリブ入門講座
- リズミック・アプローチ
- トライアドの活用
- BLUESを弾いてみよう!
- ペンタトニック・フレーズ
- ブルーノート
- スライドの活用
- 音型トレーニング 4音パターン (1)
- 音型トレーニング 4音パターン (2)
- 音型トレーニング 3音パターン (1)
- 音型トレーニング 3音パターン (2)
- モチーフの発展法
- フィンガーボードの把握
- Blue Note
- マイナーペンタトニック・フレーズ (1)
- マイナーペンタトニック・フレーズ (2)
- 三連符トレーニング(1)
- 三連符トレーニング(2)
- 三連符トレーニング(3)