リズムギター カッティング徹底分析
シングルノート (1)
今回のリズムギター講座では、シングルノートを取り上げます。
シングルノートとは、単音のことです。一つの弦を弾くだけですので、シングルノートは単純で簡単と思われがちですが・・実はとても難しく、奥が深いものです。
ここでは、シングルノートによる、カッティングの基本的な方法、考え方を整理しておきましょう。
パターン
まずこのようなパターンですが、これはそのまま3弦だけ弾いていてはいけません。
実際の基本的な方法は、全弦弾きながらも一つの音しか出さないということになります。要するに、3弦以外の弦はしっかりとミュートする必要があるということです。
実際の演奏を譜面に表すと次のようになります。
シングルノートのカッティングをマスターするには、他の余った弦のミュートに尽きるということが言えます。
この場合、3弦を人差し指で押さえ、4~6弦の低音弦側は中指、薬指、小指で弦に軽く触れミュート状態にしておかなければなりません。
1~2弦の高音弦側は人差し指の第一関節から第二関節にかけて軽く弦に触れておく。
この状態で6弦から一気に6本すべての弦をピッキングすると、しっかりミュートができていれば3弦の音しか出ないはずです。
これはとても重要なので、じっくり練習してコツをつかんでいきましょう。
ブラッシングを絡める
シングルノートのカッティングで非常に多いのがこのようにブラッシングを絡めたパターンです。
ストロークするときにミュートが外れて開放弦の音が出ないように意識して練習してみましょう。
又、全弦をピッキングするのとは反対に、3弦だけをピッキング、ブラッシング音で弾くというパターンもあるので合わせて練習してみよう。
全弦弾く場合とは違い、軽く繊細なサウンドが得られる。
このように、シングルノートのカッティングは実に奥が深く、弾く弦の数によってもニュアンスがことなるので是非研究してみましょう。
次回からは音の選択の仕方や実例を取り上げていきます。
練習・学習内容
基礎を固める
- 指板の音を徹底的に覚えよう
- C Major scale
- 基礎理論 〜必要性と考え方〜
- アルペジオの練習方法
- マイナースケールの基礎
- 効果的なフィンガートレーニング
- リズムを最優先して練習しよう
- 三連符をリズミックに弾こう
- トライアド(三和音)をマスターしよう
- 3コードを弾いてみよう
- 魅惑のトレモロ奏法をマスターしよう
- 練習曲の意味
はじめてのアドリブ入門講座
- リズミック・アプローチ
- トライアドの活用
- BLUESを弾いてみよう!
- ペンタトニック・フレーズ
- ブルーノート
- スライドの活用
- 音型トレーニング 4音パターン (1)
- 音型トレーニング 4音パターン (2)
- 音型トレーニング 3音パターン (1)
- 音型トレーニング 3音パターン (2)
- モチーフの発展法
- フィンガーボードの把握
- Blue Note
- マイナーペンタトニック・フレーズ (1)
- マイナーペンタトニック・フレーズ (2)
- 三連符トレーニング(1)
- 三連符トレーニング(2)
- 三連符トレーニング(3)